行動変容のコツ


昨日物語思考という本を読んで10年後なりたい状態を書いた。

その状態を元に自分のキャラを設定してそのキャラならどう動くかを考える。

自分の中にどんなキャラを創造してみようか。

ひとりは自分の能力を信じて疑わず他人の評価を気にしない芸術家タイプ。

もうひとりは論理的でその道のルート選定を間違わず道を逸れそうになると修正してくれる戦略家タイプ。

基本的には前者がどんどん行動を起こして、後者がそれを支えるようなイメージ。

それぞれのキャラに名前をつけようか。

芸術家はシタ。

戦略家はタシ。

このふたりが私を新しい道へと連れて行ってくれる。

それぞれこういう場合にどう行動するかを考える。

このふたりに引きずられて私のキャラも変わっていく。

なんとなく生きていた人生をRPGのように面白くしていきたい。

単純に自分で作ったキャラのように行動していくと聞くと操られているような変な感じに聞こえてしまうかもしれないが、日常でも例えばあの人ならどうするか。漫画のあのキャラならどうするかを考えて行動したことがある人は少なからずいるはずだ。

自分では選択しえない行動をとることができるようになる。

幾分か行動変容も容易になるはずだ。

これとは逆の現象で、相手に行動を求めるときに自分だったらどうするかを考えてしまいそれと相手の行動が一致しないときにイライラを募らせることがある。

コントロールできるのは自分のみで相手がどうするかはコントロールできないことはいつも念頭に置いておくべきだ。

それがストレスを緩和する。

もちろん、相手にどう行動してほしいか誘導することは自分のコントロールできる範囲だ。その範囲で努力できるところは努力しよう。

相手を導くことはできるが相手を完全にコントロールできるとは思わないほうがいい。

これまで風の赴くままに流れに身を任せて人生を過ごしてきた。

社会に出てから特にそうだ。

それが物語としてどれほどの価値があるだろうか。

物語には困難があり壁にぶつかり、一時はその壁の高さに恐れおののき足がすくむこともある。葛藤し思い悩んでそれを乗り越えていく。

それがストーリーになる。

凪の状態では物語にならない。

その時間はスキップされてしまう。

実際には人生には凪のような時間はないしそれぞれの物語がある。しかし、自分が選択を意識していないとその時間が認識できない。

ただ単純に何も考えず時間を過ごしたという意識が残るだけだからである。

どんな物語を描いていくかはひとそれぞれでどれも美しい。

どんな道でも進んでいいとしたら、その物語を楽しむためにどう決断していくか。

決めるのは私だ。

その決断の補助として、ふたりのキャラが存在している。

このキャラはもっと解像度を上げる必要はある。

そしてこのキャラ同志に会話をさせても面白い。

実は今日のモーニング・ページで私とそのキャラふたりと会話をしていた。

私が悩みや決断できないことを相談して、ふたりが答えている。

ふたりのキャラをイメージするとその問題に対して客観的な視点を加えることができる。

この方法はおすすめだ。

キャラなんてなくても、あの人ならどうこたえるかと考えるだけでも意味がある。

できれば頭の中だけでなく文字として書くとより効果はあると思う。

キーボードで打ってもいいのだろうが、紙に書いたほうが私にはしっくりきた。

それは自分の方法を模索してほしい。

いままでしてこなかったことをするとワクワクする。

できればそんなワクワクできる毎日をみなさんにも味わってほしい。


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